
配架が好きだ。どんな本が借りられているのか分かるし、入れるついでにどんな本を所蔵しているかも分かる。選ばれなかった同じ主題の本も分かる。借りられなかったけれど、手に取られた本も分かる。面出しをして、ブックエンドをして次の出番に備える。書架から、次の展示のヒントを得る。本に触れていると、心も落ち着くし・・・と、こんなに配架が好きなはずなのに、未配架の本がこんなに溜まっちゃってんのは何故だろう?
小林賢太郎さんの舞台「LENS」。とある私立図書館で、本が次々と無くなる。その謎を推理小説作家志望の書生・天城(小林賢太郎)が解く話。面白かったし、小林さんの書生姿に萌えたのだけれど、なぜか始まって30分で寝てしまい、起きたらエンディングを迎えていた。犯人はあの人だったのかーって、オチだけ分かってしまった最悪のパターン。この連休中にもう一回観るかどうか悩み中。
鷺沢萠(さぎさわめぐむ)さんの遺作『ビューティフル・ネーム』。学校図書館教育ニュースで、図書室が重要なキーポイントになることを知り、早速読んだ。在日コリア三世の、本名と通名で揺れる心が描かれている。昔の図書館の貸出方式にそのヒントがあると聞くと、ピーンとくる。ニューアーク式は『耳をすませば』の雫と聖司君の出会いにも一役買ったけれど、今では個人情報保護の為にほとんど使われていない。貸出履歴を生徒指導に使っていると聞くと、反吐が出る。いけないいけない、また毒が・・・。