警官の血 上巻 佐々木 譲 このミスや直木賞候補で話題の『警官の血』。あまりの分厚さに、買って以来手をつけずにいたのだけれど、連休だし皆調子悪くて遠出できそうにないしで、早速読む。まだ上巻のみ読了。清二の実直で誠実な人柄に惚れる。その息子・民雄も警察官を志すものの、潜入捜査でココロを壊し、家族も傷つけてしまう。やっと見えてきた希望の光・・・というところで上巻が終わる。続き、早く読みたい!けれど、ちょもの遊べ遊べ攻撃に負け、また読めるのは通勤電車内かなあ。

 そしてこれを上回るほどよかったのが石田衣良さんの新作『5年3組リョウタ組』。様々な問題が発生する小学校5年3組の担任・良太先生。教師4年目。茶髪でドクロのネックレスをしている。もともとの人柄の良さを活かして、素直に生徒と接する姿が、なんだかまぶしい。普通は考えすぎて潰れることが多いんだと思う。ストレートな自分の感情に、自信が持てないから思うままに振舞えない。意地悪な気持ちが潜んでいなかったか?思い知らせてやろうと思わなかったか?ずるい自分を自覚しているから、自分をさらけ出すのが怖いのだ。だから良太先生のように、脊髄反射のように振舞っても、人を傷つけないでいられる人が羨ましい。力になってくれる染谷先生に腐女子的な妄想も可。これを新聞連載で読めていた人が羨ましい。
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