生きさせろ! 難民化する若者たち 雨宮 処凛 若者が学校を卒業しても正社員になれず、工場の短期派遣などで食いつなぎ、風邪を引いた、などちょっとしたことで職を失い、住み込みの住まいも失う。技能の蓄積もない単純労働であるが為、いつまでだってもまともな仕事にありつけない。簡単にホームレスに転落していく姿・・・。正社員になったとしても、過労自殺に追い込まれるまで長時間働かされる。悲惨で、気の毒だ。世の中を知らないことを、徹底的に利用されて、骨の髄まで絞られている。著者は、夢を少し追って挫折しただけで、二度と安定した暮らしを手にできない世の中に怒っている。だけどさあと、私は思う。私は地味ーで普通ーな学生生活を送ってきた。遊びやサークルや、それこそ“夢”にウツツを抜かす同級生を尻目に、安定した人生を送るにはどうすればよいか、自分なりにリサーチして、授業は真面目に出たし、生活の為のバイトも必死でやった。それで、就職してからも何度も挫折や苦しみを味わいながら、周りの人の助言に耳を傾け、自分なりに努力して、今の生活を手に入れることができたと思う。その道は簡単じゃなかった。なんとかなるだろうと大した危機感も抱かず、結果実は生きるか死ぬかのたいへんな状況に追い込まれたから、“普通”に“安定”した生活を私たちにも与えてくれと言われると、自業自得なんじゃないとどこかで思ってしまう。“自己責任論”は、社会から押し付けられた、都合のいい黙らせ方だと、繰り返し著者は言うけど、人生のキホンってそうなんじゃないの?人生おんぶに抱っこでイケル!って、そっちの方がおかしいと思う私はおかしいのかなあ。

 雫井脩介さんの『ビター・ブラッド』。これがあの『犯人に告ぐ』の『クローズド・ノート』の雫井さんの作品なのか!とちょっと愕然。明村さんのジャケット・プレイは何度読んでもついていけなかった・・・しかし笑いは必要だと思う。明村さんのイメージは毛利小五郎。横山秀夫さんの『臨場』、“終身検視官”と異名をとる倉石によって見抜かれる“変死”の真実。実際には全てを正しく見抜ける人なんて絶対いないんだろうけど、こういう人がいたら、犯罪に巻き込まれた人の苦しみが少しでも救われるんじゃないかと思った。昨日公開の『HERO』ノベライズ本、フジのドラマだなあって思った。味方したいほうが気持ちいいほど勝つって、たまにはいいもんだ。映画も観たくなった。岡田斗司夫さんの『いつまでもデブと思うなよ』。これを女性がやると摂食障害になる気がする・・・。小太りの人はやってはいけない気がする。大太りの人には役に立ちそうだ。『男はつらいらしい』ダンナにすこぶる不評。インタビューしたことが自分の中で十分消化されないまま、結局よくわかんないけど40代独身女性の私はこう思う、みたいなまとめ方。このテーマについて少しは同情的に思える人のほうがうまくかけたんじゃないかなあと生意気にも思った。
<< マルクスとマルサス // HOME // 天童荒太と童門冬二をごっちゃにした人はいませんか? >>

管理者にだけ表示を許可する
この記事のトラックバックURL
http://nyorin.blog15.fc2.com/tb.php/162-2db5afb1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
// HOME //
FC2ブログ